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2020.02.01

戦争に隠された「震度7」<新装版>-1944東南海地震・1945三河地震

2020年2月1日新装版発売(←2014年7月15日発売)
戦争に隠された「震度7」<新装版>-1944東南海地震・1945三河地震
木村玲欧, 吉川弘文館, 210p., 2020.2.

 太平洋戦争末期、東海地方を襲った二つの巨大地震。 軍事機密の漏洩や戦意喪失防止のため、被害状況に関する報道が厳しく制限されるなか、被災地の有力紙=中部日本新聞は何をどう伝えたのか。全国紙と比較し、地元新聞社の果たした役割を考察しました。
 本の中盤以降は、被災者の体験談を挿絵ととともに紹介しながら、災害情報・防災情報の必要性と現代社会への課題を記しました。最終章では、防災教育の促進と「わがこと意識」の醸成にも触れています。興味がありましたら、ご覧ください。(新聞広告)
 新装版(2020年)では、最後に8ページの解説を追記しました。最近発生している2016年熊本地震、2018年大阪府北部地震、2018年北海道胆振東部地震と共通する教訓などについて述べて、70年以上前の教訓の必要性について述べました。

2020年9月18日 京都新聞寄稿はこちら
2014年8月31日 朝日新聞書評(評者:荻上チキ氏(「シノドス」編集長))記事はこちら