独立行政法人 国民生活センターが発行している「ウェブ版 国民生活」で「水害への備え-縮災への取組-」という特集が組まれ、木村は、心理学の立場から「水害時になぜ避難しないのか」「どのようにすれば行動の第1歩を踏み出すことができるのか」について文章を書きました。3ページの「ですます調」でわかりやすくまとめました。興味がありましたらご覧ください。
◆命を守る行動計画-防災心理学の視点から-◆
○特集全体は、以下の通りです。河田惠昭先生、清水香さんの記事も示唆に富んだ必見の記事です。
2023年6月号【No.130】(2023年6月15日発行)
特集 水害への備え-縮災への取組-
1 水害はなぜ起こるのか-日本の特徴-[PDF形式](637KB)
【執筆者】河田 惠昭(関西大学 特別任命教授・社会安全研究センター長)
2 命を守る行動計画-防災心理学の視点から-[PDF形式](383KB)
【執筆者】木村 玲欧(兵庫県立大学環境人間学部 教授 博士(情報学))
3 水災で被災したときの公的支援と保険請求時の注意点[PDF形式](291KB)
【執筆者】清水 香(ファイナンシャルプランナー、社会福祉士)
近年、雨の降り方が集中化・激甚化しています。大規模な水害の発生は7月から9月が多く、その被害は一旦発生すると広範囲に及び、規模も甚大で、山地が多く可住地の面積が狭いうえに河川の多い日本では、日ごろからの居住地や職場エリアの状況把握と備えが大切です。
そこで、水害に焦点を当てて、日本特有の発生メカニズムや気象現象等の変化などを概観し、被害をできる限り小さくするための行動について考えます。また、災害に備える保険及び災害に便乗した悪質な保険金請求代行などについても解説します。